5月第2例会
2019年5月15日は登戸の柏屋さんで,稲田LC,多摩LCさんとの合同例会をしました。
当日,法人会の総会とバッティングしてしまいましたが,多くのご参加を頂きました。
私が会長になった際に,お招きしようと思っていた方の一人である 山本 まさこ (Masaco Yamamoto) さんをお迎えして,ご自身が運営する任意団体である ACHAプロジェクト のお話を伺いました。なんと,わざわざ,振り袖に着替えていらしてくださいました。
成人式の前撮りという手段だけではなく,それを通じて得られる,人間の生きていることへの肯定,生活上の悩みや,なかなか会いにいけない養護施設へのきっかけなど,方法の裏に籠められた,熱い想いを語っていただけました。
別の職について,手弁当で,むしろ持ち出ししている現状に大変なことはないですかという質問に「喜んで貰えるので,苦しいことはない」,「写真を撮ること,それ自体が目的になって,撮られる側に目を合わせて対峙できていなくなることがあり,そのときはスタッフとコミュニケーションをしっかりとるようにしている」という言葉に,心からの奉仕,そして,人の人生を変えてくれる奉仕というものを感じました。
我々は奉仕団体です。でも,時として奉仕することが快楽になり,奉仕を受ける対象に本当に役立っているかは検証が必要でしょう。
会長の任期ももう1ヶ月です。この任期を通じての裏テーマは,「我々はお金も時間も使っているかもしれない。でも,お金があることも,労力をさけることも偉いわけではなく,お金がなくても,地位がなくても,素晴らしい心をもって過ごしている偉い人がいる,そして,そういう人への敬意をもてるようになったとき,きっと我々の奉仕も本当に人の心までに届くものになるのではないか」ということでした。
ですから,講師は呼べなかった人を含め20代の女性(一部推定)であり,その中でお金も地位も相対的になくても一生懸命,誠実に生きている,頭が下がる方にしました。
ライオンズクラブの空気を無視した1年ですが,最後は遠近法を無視して,会長集合で講師を囲んだ写真を撮りました。